アダルトチルドレンは憎しみの処理が必要

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アダルトチルドレンの憎しみの処理


1,アダルトチルドレンが憎しみを抱えやすい理由

1つの例ですが、アダルトチルドレンは心が未成熟な親に育てられいる人が多く、小さい頃から子供なら誰もが持つ本性的な欲求が満たされずに育ってきた人が多いです。

本性的な欲求とは、愛されたい、甘えたい、認められたい、などのことです。

この欲求はものすごく強い欲求です。

だから子供はこの欲求を満たそうといろいろな行動をします。でも心が未成熟な親はこれに耐えられません。

うるさい!

なに甘えてんの!

となります。

このように本性的な欲求は、子供にとってものすごく強い欲求でさらに健全な心の成長にもかかわっているとても大事な欲求です。

このものすごく強く大事な欲求を無視されるどころか、「うるさい!」と怒鳴られて育ったような人は憎しみを持ちます。

ただ小さい子供は親に依存しないと生きられないので、親への憎しみは意識できません。1人では生きられないのだから親に捨てられたら死んでしまいます。このような状況では、自分の生死を握っている人へ攻撃性を向けることはできません。

だから親を怒らせた自分が悪いと解釈して、親への憎しみを意識する代わりに自分を憎みます。

これが最初の憎しみです。そして大事なことは1回だけではないということです。毒親育ちはこのようなことがしょっちゅう起こります。起こるたびに憎しみが加算されていきます。

憎しみは心の中にけっこう溜まります。だから何十年もの間に莫大な量の憎しみを溜めている人も多いです。

この話には続きがあります。つまり本性的な欲求を満たしてもらえなかった人は心が成長できません。でも体は大きくなるのでそのうち学校に行くようになります。

小学生ぐらいならまだいいのですが、中学生、高校生となるにつれてこの心が成長していない問題がだんだんと表れてきます。

たとえば、愛されたい、甘えたい、認められたい、などの欲求が親によって満たされなかった人は、まだその強い欲求が残っているのですべての人からそれらを激しく求めます。

心が成長していないということは、18歳になっていても3歳ぐらいの要求を周りにするということです。

つまり、自分だけ得したい、自分だけ楽したい、という自己中心性がすごいです。もちろん本人は自分が3歳ぐらいの要求をしているとは気づきません。自分が自己中心的とはある程度心が成長しない限りなかなか気づきません。

もちろん周りは自己中心的な自分の欲求をかなえてはくれません。自分の欲求が自己中心的だから周りはかなえてくれないのですが、自分が自己中心的と気づいていないということは、周りが酷い人だと感じます。

こうして周りの人をみんな嫌いになります。

このように自分の激しく強い欲求は満たされない時が多いのですが、欲求が強ければ強いほど、相手を嫌いになり憎しみを溜めます。

これも1回だけではありません。同じようなことは繰り返し繰り返し起こります。憎しみはどんどんどんどん膨れ上がります。

 

まだ続きがあります。小さい頃から愛されなかった人は愛に飢えているので、そして心が成長できていなく依存心が強いので、周りの人に嫌われることをものすごく恐れます。

このような人も憎しみを抑圧することが多いです。嫌われることを恐れすぎていればその相手への憎しみは抑圧します。

こうして不満でも不満とは言わずにニコニコして過ごします。ものすごく不満なのに自分を犠牲にしてその場を収めます。

その度に憎しみは加算されています。これも1回だけではありません。何度も何度も不満なことは起こります。毎日毎日憎しみはどんどんどんどん加算されていきます。

この状態で10年もしたら相当な量の憎しみです。ところが10年どころではない人が多いです。20年、30年、もっとの人もいるかもしれません。こうなれば莫大な量の憎しみです。これは恐ろしいことです。


2,憎しみが溜まりすぎるとどうなるか

憎しみが溜まりすぎるとどうなるかという話です。

1つ目はストレスによる精神的、肉体的病に苦しむことがあります。

どいうことかと言うと、まず憎しみが溜まりすぎるとストレスがすごくなります。すごくなるだけではなくストレスを感じやすくもなります。

つまり、ちょっとした相手の一言に激しい怒りを感じます。激しい怒りなのでその一言をいつまでも恨み続けます。

このように慢性的に激しいストレスを感じていると、夜も眠れなくなったり、うつ状態になったり、心の病につながることがあります。

また、心と体はつながっているので、頭痛、腰痛、めまい、胃腸の不調、疲れやすいなど体に症状が出る人もいます。


2つ目は感情の爆発やひねくれた言動に出ます。

人は憎しみが溜まりると抑えがきかなくなります。憎しみが暴走し出します。つまり、気がついたら爆発していたということが起こりやすくなります。これは小さい頃から溜まりすぎた憎しみが原因です。

つまり今目の前のできごとは爆発のきっかけになっただけです。なので、今目の前のできごとは小さなことなのに、それに対する怒りはとてもとても大きなものです。

たとえば、子供がすぐに寝なかっただけで、怒鳴ったり叩いたりしてしまうとか、これだけ体罰禁止と言われる時代に、生徒が敬語を使わなかっただけで殴ってしまうとか、電車の中でスマホでの通話を注意されてそれに逆ギレして刺してしまうとか、やられたことと怒りが釣り合いません。

このように憎しみが溜まりすぎている人は憎しみを抑えることができません。

憎しみを抑えることができない。でも憎い人に直接怒りをぶつけることもできない。こういう人も多いです。こういう人はひねくれた言動をしがちです。

たとえば、自分は正義の人だということにして、正義や道徳や愛を主張することで憎しみをぶつけます。

自分はなんの被害も受けていないのに、俺は正義の人だからあいつを絶対に許せないと騒ぎまくる人もいます。

これも怒りがやられたことに釣り合っているのではなく、また怒りが正義と釣り合っているのでもありません。だから怒りがしつこいし大袈裟です。


3つ目は人間関係がうまくいきません。

前述の通り憎しみが溜まりすぎている人は、周りの人にすぐストレスを感じなにかもっともらしい理由をつけて周りの人を責めます。

さらにこのような人は自分の成功を望むだけではなく相手の失敗も望みます。自分だけが成功することを望みます。酷くなると自分の成功を諦め相手の失敗だけを望む人も出てきます。

そしてこのような溜まりすぎた憎しみは隠せません。

憎しみの言動は抑えて本人は憎しみを隠しているつもりでも、声のトーンや顔つきや非言語的なことで相手に伝わります。

さらに憎しみが溜まりすぎている人は優しくなれません。自分が優しくない人は相手の優しさになかなか気づけません。

これでは他者とのコミュニケーションや信頼関係を築くことは無理です。


3,どうすればいいか(対策)

憎しみの処理の前にまずは準備が必要です。

準備の1つ目は依存心を克服する必要があります。

誰かに依存していたり服従していれば、憎しみを処理してもどんどん新しい憎しみが溜まってしまいます。なので最初にこれ以上憎しみが溜まらないように自分を変える必要があります。

理不尽なことをされたらなるべくその時に不満を伝えるという姿勢が大切です。

これは依存心が強い人には無理です。すぐにはできなくても依存心を克服することを目指しながら生きていきましょう。


準備の2つ目は感情を内に込めないで外に出す方法を見つけましょう。

自分の感情の日記を書くのもいいし、音楽や芸術などを創作するのもいいし、声を出したり歌を歌うのもいいし、運動をするのもいいし、なにか安全な方法で感情を外に出す、自分なりの方法を見つけましょう。


準備の3つ目は自分を大切にすることです。

憎しみが溜まっている時は、ストレスホルモンが過剰に分泌(ぶんぴつ)され免疫力が落ちる可能性があります。

規則正しい生活をし、きちんと睡眠時間を確保して適切な休息を取り、バランスの取れた食事適度な運動をすることを心がけましょう。

自分で自分を粗末に扱っていると心のバランスが崩れやすくなりますが、自分で自分を大切にしていると自己肯定感も高まりやすくなります。

自己肯定感が高まると他人が気にならなくなったり寛容になったりで、憎しみが軽減される傾向があります。

 

このような準備が整ったらいよいよ憎しみの処理です。

憎しみの処理の1つ目は自己実現的に生きることです。

しなければならない」という義務感で生きるのではなく、「したい」で生きていると憎しみは解消されて行きます。

これは心理的に健康的だしアダルトチルドレンからの回復という意味でも1番いいです。

好きなことを見つける

熱中できることを見つける

ことはとても大切です。

アダルトチルドレンは無自覚で生きているとまず克服できません。

アダルトチルドレンを克服するには、無理難題を意図的にこなす必要があるからです。だから本気の本気になっていないと無理です。

この自己実現的に生きるというのも、好きなことがなく、そして好きなことを探してもなかなか見つからないアダルトチルドレンにとっては無理難題です。

無理難題をこなす努力は必要ですが、絶対に無理だというのであれば、次の方法を考えましょう。


憎しみの処理の2つ目は抑圧に気づくことです。

人は自分にとって都合の悪い思考や感情や記憶を意識から消して、無意識化する機能を持っています。

抑圧は都合の悪いことを意識しないでいいというメリットもありますが、デメリットもいくつかあります。その1つは維持してしまうということです。

自分にとって都合が悪いから意識から消しているんですが、その都合の悪いものを維持してしまうことにもなります。

なので、憎しみがあるのに憎しみがあると意識していない人は、憎しみを処理することはできません。憎しみを処理するには、抑圧を解消する必要があります。


憎しみの処理の3つ目は、誰かに話すことです。

いつまでそんなことを言ったんだよ

親を憎んだらダメだよ

と正しいことを教えようとしてくる人に話しても逆効果ですが、こちらの気持ちをきちんと聞いてくれる人に話すことは、感情の整理や憎しみの処理にとても役立ちます。

憎しみの処理だけではなく、新たな心の支えや安全基地ができてアダルトチルドレンからの回復にもとても役に立ちます。

なので信頼できる人に、なにをされたか親はどんな人かということを話しましょう。それを話すだけではなくて

その時にどのように感じていたか

そして今どのように感じているのか

という自分の気持ちも一緒に話しましょう。

でもアダルトチルドレンにとっては安全基地を作ることがとても難しいです。これもも無理難題です。話を聞いてくれる人などいないと言いたい人のほうが多いと思います。


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