アダルトチルドレンは自分の人生を生きよう

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1,これは自分の人生ではない

まず、これは自分の人生ではないという生き方をいくつか挙げてみましょう。


1つ目は、親の期待通りに生きる人生です。
自分の気持ちややりたいことは無視して、親の期待や願望通りに進路や仕事や住む場所など選ぶような生き方です。もっと酷くなると恋人や結婚相手選びまで親に従う人もいるかもしれません。

 

2つ目は、周りの期待や世間の目に縛られる人生です。
自分の幸せや満足よりも周りの顔色が最優先にされる生き方です。この生き方は、やりたくないことや自分にとって無意味なことをやり続ける人生になります。

このような人は恐怖や不安から世間の目やふつうであることに縛られ、やりたいことができません。

 

3つ目は、幸せを求めるのではなく明後日の方向へ突き進む生き方です。

1つ例をあげるとお金や成功を最優先にしてどこまでも突っ走るような生き方です。

このような人は誰かに成功を見せないと自己肯定感が高まりません。そこで完璧主義になったり、どこまで行っても満足せずに上へ上へと行こうとします

あるいは、本当の自分を周りに見せるのではなく、こう思ってもらいたいという自分を周りに印象付けようとします。

このような生き方は自分の人生を生きているとは言えません。

 

2,なぜ自分の人生を生きられないのか

人は本性的に生きていれば黙っていても自分の人生を生きます。周りの人の顔色を気にしすぎたり、自分を犠牲にして他人の人生を生きている人は、自然な形で生きられていないということです。


自分の人生を生きられない人は、どうして自分は自然な形で生きられないのかを突き止めて、その原因を取り除いていく必要があります。

ではなぜ自然な形で生きられないのか考えてみましょう。


就職するとだいたいどの企業も研修期間がありますよね。職種にもよりますが、研修もせずにいきなり戦力になれと言われても難しいです。

人間も同じです。人間の研修期間は小さい子供時代です。つまり、小さい子供時代というのはパーソナリティの基礎を身につける期間です。

なのにアダルトチルドレンは、研修もせずに「いきなり実践です」と言われているようなものです。

この世界は自分の人生を生きる場所ですが、研修をしていないのでその方法がわからないのです。


そしてアダルトチルドレンはただ研修をしなかっただけではなくて、間違ったことを親との関係で身につけています。

たとえば、親子の役割逆転をされて育ってくるアダルトチルドレンは多いです。

このような人は、小さい頃に親に甘えさせてもらうどころか親に甘えられています。

親に甘えられていると聞くと、「ママのこと好き?」と聞くような親を想像するかもしれません。

たしかにそれも親に甘えられてしまっていますが、それだけではなくて、親に力でねじ伏せられることも親に甘えられてしまったということです。

心が未成熟の親は、小さい子供のように「あーして・こうして」がものすごく強いんです。

このような親は子供に対していつも

子供ならこうしなさい

家族ならこうしなさい

子供がこうするのは当たり前でしょ

と強引に自分の都合のいいように操作します。


それでいて子供に「自分はやってないじゃないか」と言われれば、

私は忙しいからいいの

親はいいの

大人はいいの

ということにするかもしれません。つまり、心が成長していない人は自己中心的なんです


これも親子の役割逆転です。


このような親の元にいた人は、

自分は犠牲にして周りの人を優先しろ

あなたは迷惑な存在なのだから人の役に立つことをしなさい

みたいなメッセージをもらうことになります。

大事なことなので繰り返しておきますが、この世界は自分の人生を生きる場所です。でも心が未成熟の親に育てられた人は、真逆の生き方を学んでいます


またアダルトチルドレンは愛されずに育っているので、依存心が克服できていない人が多いです。

そこで周りに過度に依存しながら生きています。過度に依存していれば、他人の気持ちや他人の評価がものすごく気になります。周りが怖くなります

だから依存心が強い人は自分の意思で行動ができません。変わりにこうしたら周りに受け入れてもらえるだろうと思うことをします。

こうなると自分の人生ではなく、他人の顔色を伺うだけの人生になってしまいます。


それからアダルトチルドレンは、ありのままの自分を否定されて育っている人も多いです。だから自己肯定感も低くなる傾向にあります。

自己肯定感が低いと自分は間違っていて他人は正しいと感じやすくなります。そこで、自分の考えや価値観は無視して周りに合わせようとするかもしれません


人によっては周りに合わせるだけではなく、周りに「自分は劣っていないふつうの人間です」。あるいは「優れた人間です」。ということを見せよとします。

それが心理的にとても重要になりすぎています。だから自分の人生を生きるより、人に合わせることや人に見せることが優先されてしまいます

 

他にも、親に高すぎる期待をかけられて失敗を責められて育ったような人は、失敗や批判を過度に恐れるようになるかもしれません。

恐れや不安が強いと自分のやりたいことに挑戦できなくなります

恐れや不安が強い人はそれを避けることがなによりも優先されます。だから責められないように、傷つかないように、ありのままの自分を拒否して、完璧主義になるかもしれません。

このように不安や恐れが強い人も、自分の人生を生きられません

 

このようにいろいろな原因がありますが、いずれの理由であろうと自分の気持ちを無視して他人の人生を生きていると、自分でも自分の気持ちがわからなくなります。


自分がなにをしたいのか

自分はなにが好きなのか

自分はなにが大切なのか

ということががわからなくなっていきます。

自分の望みややりたいことがわからなければ、自分の人生を生きようがありません。そこでさらに自分の人生を見失っていきます。


3,自分の人生を生きていない人は利用される

そして自分の人生を見失った人は簡単に他人に利用されてしまいます。怯えている人は、脅されれば簡単に利用されてしまうのはわかりやすいと思います。

でもそれだけではなくて、自分を失っている人は自分から利用されに行ったりもします。

たとえば、相手が「あなたはこういう所が立派ですよね」と言えば、自分をそういう人に見せようと努力をします。

ここでのポイントは相手が勝手なイメージを押し付けてくると、嬉しいんですそのように思ってもらえているんだと喜びます。

そこでそのような自分のイメージを崩さないように自分をその相手のイメージに合わせようとします。


お世辞を言って子供を利用する親がいます。小さい子供を利用するのは簡単です。自分の人生を生きられない人は、心が成長していないということにもつながってきますが、心が成長していない大人も利用するのは簡単です。


脅したりお世辞を言えばいいだけです


他人に怯えていたり、他人の評価がほしくてほしくて仕方がないと、自分の欲求ではないことで頑張りすぎてしまいます。これが酷くなると燃え尽き症候群になってしまうかもしれません。

燃え尽き症候群とは、それまで熱心に仕事を頑張っていた人がある日を境に急に気力を失って、朝起きれない、会社に行けない、などのような症状が出ることをいいます。


嫌われるのが怖い

評価がほしい

そこでガムシャラに好きでもないことをものすごく頑張る。

このような生き方は少しずつですが自分の心の健康を蝕んでいます

 

4,対策

まず、自分は自分の人生を生きていないと気づいたら、なぜだろうと考えてみましょう。


小さい頃に親に対してしなければならなかった生き方を続けているとか

依存心が強くて周りの顔色が気になってしまうとか

自己肯定感が低く、自分はこれでいい、と思えなくて、人に見せる生き方をしてしまっているとか

失敗への恐れや、周りからの批判が怖くて、目立たないような生き方しかできないとか

自分の気持ちがわからなくて、どこを目指して生きたらいいのかがわからない

などというのを考えてみましょう。

1つだけではなくいくつも併せ持っているかもしれません。何事も自分の問題をハッキリさせることで、目指す方向が見えてきます。


なにかを作るには、設計図を書くことが大切です。設計図を書いたからといって物は完成しません。でも設計図を書くことは必要です

同じように、頭で理解しても恐怖は簡単には消えません。それでも最初に頭で理解することは大切です。

たとえば、小さい頃に親に対してしなければならなかった生き方を続けていると気づいたら、まず頭でそのことを理解することが必要です。そして今目の前にいる人は、親とは違う人なんだから、自分の人生を生きていいんだと理解することが必要です。どこかで勇気を出す必要はありますが、まずは頭で理解しましょう。

 

依存心が問題だと気づいた人は、時間をかけて依存心を克服していく必要があるのはもちろんですが、相手に利用されないように気を付ける必要もあります。

相手の不満そうな顔や、声のトーンなどを真に受けないようにしようと決意することが必要です。

こちらを過度に利用しようとしてくる人も依存心が強い人ですが、そのような人は、自分より弱い人を操作しようと大袈裟に態度や顔に出します

病的に依存心が強い人は、すぐにこのような人の餌食になってしまいます。


餌食にならないような人間になるには、嫌われてもいい人には嫌われてもいいということに気がつくことが必要です。

今、嫌われてもいい人には嫌われてもいいと当たり前のことを言いましたが、愛されずに育った人はこれが頭ではわかっても体の芯からは理解できていない人が多いです。

どうでもいい人にまで嫌われることがものすごく怖いんです。

まずは、嫌われてもいい人には嫌われてもいいということを、もう1度ハッキリと理解しましょう


次に自己肯定感が低くて自分の人生を生きられないと気づいた人は、自己肯定感を高めていくのはもちろんですが、自分の成功を人に見せたり、人に勝ちまくっても、幸せにはなれないということをハッキリと理解する必要があります。これは嫌われて孤独になるだけです。


幸せだと思ってもらうことを目指すのではなく幸せを目指しましょう

 

次に失敗や周りからの批判を恐れるあまり自分の人生を生きられていないと気づいた人は、恐怖から逃げていても解決はしないと理解する必要があります。

恐怖を感じるのは、根っこに間違った信念があるからですが、逃げることによってこの根っこは大きくなります。

恐怖は逃げれば大きくなります

心を成長させるには、リスクや恐怖をできるだけ小さくして、少しずつ挑戦していく必要があります。


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