他人に服従するアダルトチルドレンの治し方
YouTubeでもっと詳しく話しました。
1,他人に服従するアダルトチルドレンの特徴
先輩や上司に服従するのならわかるのですが、同僚や友達や恋人など、もっと酷いと後輩や部下にまで我慢をして自分の意見を言いません。
相手の幸せのために譲っているのではなくて、心理的に無理して服従しています。
たとえば、仕事終わりに同僚と始発駅から同じ電車で帰るとします。自分は早く帰りたいので座れなくても今来ている電車に乗りたい。
でも始発駅なので1本遅らせば座れるとします。そこで同僚は毎日一本遅らそうと言います。
自分は座れなかろうが早く帰りたいのに、心の中では不機嫌になりながらも毎日同僚に従っています。
仮に帰宅後に、買い物に行きたいなどの用事があったとしても、相手に自分の事情を話せません。
そこで自分の用事は夜遅くやるか、休みの日までできないということになります。
周りに服従する人はどうでもいいような人にまで嫌われることを恐れています。
このような人は、結婚式やパーティーなどの招待を受けるとあまり親しくない友達でも断れません。
そしてこのような人は人が嫌いなのでパーティーなどに出ても楽しくありません。好きではありません。
でも頑張ってその場では愛想よくふるまって終わるとくたくたになって帰ってきます。これも服従しているということです。
そんなに大変でつらいなら、しかもそれほど親しくない人の誘いなら断ればいいのですが、まるで義務であるかのように招待を断れません。
つまり、自分の気持ちより相手の気持ちのほうが大切になっています。
だから、相手がなにを望んでいるかに敏感です。
敏感と言いましたが正確に相手が望んでいるものを把握しているというよりは、自分が相手はこれを望んでいると勝手に思い込んでいるものを相手に与えようとしているというほうが正しいかもしれません。
だからたとえば、相手がお世辞を望む人だと思えばすぐにそれを察知してやたらとお世辞を言いまくったりします。
2,この生き方は危険
服従の生き方は短期的にはうまくいくことがあります。たとえば職場で他の人の仕事まで引き受けているとします。頑張りすぎているとします。そこで
あなたがいてくれて助かる
感謝している
と言ってもらえるかもしれません。
このように言ってもらえれば、自分を犠牲にして奉仕することが仲間とうまくいく方法だと思うかもしれません。
でもこれを続けているとそのうちその職場ではそれが当たり前になります。
つまり、あなたが誰よりも自分を犠牲にして働く状態が当たり前になります。当たり前になれば誰も感謝しなくなります。それどころか忙しくてできなかったら、なんでやってないんだという目で見られます。
人が集まって生きていると、このように一部のずるい人が弱い人を犠牲にしようとするので、加害者が被害者づらしていて被害者が悪いという目で見られることがよくあります。
周りに服従して生きている人は、被害者なのに責められやすいということです。
服従している人は、ここまでしているのだから周りにこれ以上余計な負担を押し付けてこないことや、こちらの気持ちを汲んでくれることを期待します。
でも、恐ろしいことに召使のように働くことを当たり前と思われてしまった人は、身分も召使のように思われてしまいます。
つまり、あなたの期待を理解しようと思ってくれる人や、あなたの不満で不満で不満な気持ちを汲んであげようと思ってくれる人はいなくなります。
その証拠は、今までの人生の中から見つからないでしょうか?
今まで周りに服従して生きてきた人は、今までの人生を振り返れば思い当たることがあるのではないでしょうか?
周りの人は心のどこかで
この人は嫌われるのが怖いんだなとか
怒らない人だなとか
自分より下の生き物
というように感じるんだと思います。
人は生存競争を生き残れるように危険に対して強く反応するようになっています。だから周りに怯えて服従しいる人は、周りの人を危険な人だと感じ周りの人の言動を強く意識しています。
逆を考えてみましょう。ずるがしこい人にとっては、怯えている人を見ても怯えいている人が自分に危険をもたらすとは感じません。
そこで自分にとって危険な存在になりうる社長や上司などには気を払うけど、自分にとって危険ではない服従している人の気持ちは無視するのかもしれません。
だから服従していると誰もあなたの労をねぎらおうしてくれなくなります。周りに服従する人はそれでも服従し続けているのです。
自分を折って心理的に無理して人に服従することは誰にとってもものすごく不快だし、心にかなりの悪影響を与えます。
でも服従しながら生きてきた人は、人と争うことよりは心理的に無理してでも自分が折れるほうがまだ気が楽なんです。
それほど人を恐れているということです。
人が怖くて自分を折るということは、嫌なことをしなければならないということです。
本当はしなくてもいいんですが、NOと言えない人にとっては頼まれごとはしなければいけないことなんです。
そのうち憎しみの塊になります。意識していなくても心の中には憎しみを溜めています。
周りに服従している人はいつも心の中ではイライラがすごいです。すごいけれども「これぐらいだったらいいか」とやせ我慢をします。
でも本当はこれぐらいでもよくないんです。
ものすごく不快です。だから心にダメージを与えています。1回ぐらいなら大丈夫だろうと思うかもしれませんが、その1回限りではありません。
毎日毎日周りに服従しているんです。
どんどん心を壊しながらどんどん憎しみを溜めています。
これは恐ろしいことです。
3,なぜここまで服従してしまうのか
人間にとって恐怖は強烈な感情です。恐怖があるとそれを取り除くことが優先されます。つまり恐怖を避けれるのであれば不満を選びます。
そこまで強烈な恐怖ですが、元々恐怖を強く感じやすい遺伝子を持って生まれてくる人もいます。
そのような遺伝子がなくても、アダルトチルドレンは育ってきた環境や過去の経験で、過度に恐怖を感じる脳になってしまっている人が多いです。
たとえば、怖い大人に、怒鳴られたり叩かれたりしながら育ってきた人は、人が怖くなる可能性が高いです。
あるいは、親によって愛情欲求がまったく満たされなかった人は、人に嫌われることがとても怖くなります。
また、子供にとってこの世は生きるだけでも大変な世界なのに、必要な保護を受けられなければ、世界は恐怖に満ちているように感じてしまうかもしれません。
大人でも慣れ親しんだ世界に安心を感じます。多くの人は未知の世界は怖いです。
大人でも未知の世界が怖いのに、小さい子供は1人では生きられないという要素も加わるのでものすごく怖いです。
他にも、子供は誰でもわがままです。そこで「あれして、これして」とわがままを言います。
するといつも親に「なにわがまま言ってるの!」と怒られていたら、自己主張すると嫌われる気がします。
親が自己中心的で支配的であればあるほど、つまり親が子供に甘えていればいるほど、子供は自己主張できなくなります。
こうなればNOと言えなくなって、周りに服従して生きていく道を選ぶかもしれません。
他にも愛のない親の元で育ってくれば、ありのままの自分が愛される経験がないのだから、心の深い部分に「ありのままの自分ではダメ」というのが染み込みます。
このように自己肯定感が低くなりすぎると、自分の考えに自信が持てなくなります。
だからこのような人は自分では考えずにただ他人の意見に従うだけで生きていくかもしれません。
また、過干渉や過保護な親に育てられた人も自分で考えて自分で決める能力が育ちません。
周りに病的に依存するようになります。
病的に依存しているということは周りに服従するということです。
他にもいろいろなルートから服従する人は作られるだろうけど、要するに
ここにいて安全
ありのままの自分でいいんだ
自分の人生を生きていいんだ
と思える脳になっていないということです。
だから人に嫌われることや人を怒らせることはとても恐怖なんです。
さっきも言ったように、人は恐怖を避けれるのであれば不満を選びます。人に嫌われるリスクを負うぐらいなら自分が不満になるほうを選びます。
でもこれを長期間続ければ心は疲れ果てて精神的な健康を失ってしまいます。
4,対策
「嫌な時はイヤと言おう!」というアドバイスは間違っていませんが、これだけだと意味が出てきません。
なぜならそう言われてもそれができないからです。
それができるようになるには、1つずつ脳の思考回路を組み替える必要があるし、時間をかけて心を成長させる必要もあります。
まず、自分がなぜ周りに服従してしまうのかその根っこにあるものを理解することが大切です。
自分は過去にどういうことがあったのか
なんでそんなに怯えるようになったのか
自己分析することから始めましょう。
自己分析をしたら自分は怖い親に育てられていて周りの人を怖いと感じているとわかったとします。
そしたらそれは周りの人を親と同じ種類の人と思ってしまっているということです。これは認知の歪みです。
この歪みを治す努力をしながら生きていきましょう。
小さい頃の自分にとって親は巨大怪獣だったかもしれないけど、今目の前にいる人は巨大ではないし怪獣でもないと何度も何度も自分に言い聞かせましょう。
あるいは、親から愛されずに育ったので人から嫌われることを異常に恐れていると気づいたとします。
であれば、この恐怖の原因は愛情飢餓によるものだと自分に何度も言い聞かせましょう。
大人になった今は、べつに目の前の人に嫌われたって生きていけるし、目の前の人に嫌われることをそこまで恐れる必要はないということを何度も何度も自分に言い聞かせながら生きていきましょう。
要するに、服従する人は人を怖がっているけれども、本当は怖がる必要がない人を怖がっていると心底腑に落とす必要があります。
次に
自分は周りの召使になるべき人間ではない
自分は自分の気持ちを大事していい人間だ
俺を召使にしようとするな、ふざけるな
と思えるようになるまで自己肯定感を高めていく必要もあります。
続きはYouTubeでもっと詳しく話しました。
アダルトチルドレンが生きやすくなるための本を書きました。
最後に
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