自己愛性人格障害・パーソナリティ障害
YouTubeでもっと詳しく話しました。
ここでは劣等感ベースの自己愛性人格障害(Narcissistic Personality Disorder, NPD)について取り上げます。
と言っても自己愛性人格障害という診断名が付く人のことではなくて、
そのような傾向がある人たちのことです。ここでは自己愛性人格障害的な人ということにします。
1,自己愛性人格障害的な人になりやすい人
自己愛性人格障害もすべてが解明されているわけではありません。原因も1つではなくいろいろな原因があるとされています。
よくいわれるのが持って生まれた遺伝子の問題なのか育ってきた環境が悪いのかという問題は、両方が関係していると言われています。
素質を持って生まれた人が、悪い環境の中で開花させていくようです。
そしてその環境はだいたい
・超過保護で育った、ほしいものはなんでも与えられた、過度に賞賛され、特別扱いをされていた、などの甘やかされすぎとか、
・逆に、虐待・ネグレクト、親の無関心などで、まったく愛されなかった、などが原因になると言われています。
また、開花のしかたは人によって違いますが、ある人は愛情のない親からどうにか愛情を得ようと、現実を無視して自分を高く評価するかもしれません。
またべつの人は、甘やかされ過ぎたために自分は特別に偉い存在だと思い込むかもしれません。
さらにべつの人は、愛されなかったために
「俺は酷く劣った存在」
「私は他人の奴隷になる存在」
などの思い込みがあり、それを感じないように反動形成で、
「俺はすごいんだ」
「俺は王様だ」
となってしまう人もいます。
このタイプが1番たちが悪いですが、ここではこのタイプについて取り上げます。
またこれらの要素併せ持っている人も多いです。
2,自己愛性人格障害的な人の特徴
自己愛性人格障害的な人の特徴を見てみましょう。
1自己陶酔をしていて自分は特別と思っている
2賞賛や名誉や成功を激しく求める
3嫉妬が激しく他人を落とす
4傷つきやすく批判されようものなら激怒する
5自己中心的で共感力がまったくない
6誰も信じられない
です。1つずつ見ていきましょう。
1自己陶酔をしていて自分は特別と思っている
心の奥底に「自分は酷く劣った存在」というのがこびりついています。
それも「ちょっと劣っている」というレベルではなく「ものすごくものすごくものすごく劣った存在」といった感じ方です。
でもそれを認められないのです。そこで、それに無意識で猛反発しています。
だから平均的ではダメなんです。自分は特別にならないとダメなんです。無意識にある劣等感が酷ければ酷いほど特別意識も酷くなります。
こうなると「自信のない自分」は自分にも周りにも隠します。
自分にも隠すので自己陶酔が必要です。
そこで言動が自信満々の言動になります。
でも全ての自信満々の人が、自己愛性人格障害的というわけではありません。
本当に芯から自信がある人と芯は自信がないのにそれを隠している人とがいます。隠している人は大袈裟になりすぎるので、よく観察しているとなんか変だなと感じます。
たとえば、必要もないのにやたらとマウントを取ろうとする人がいますね。
このような人は、心の底では自信がない人です。
「他人は自分に厳しい評価を下すはずだ」という思い込みが、心の深い部分にあるのです。それが怖いから先制攻撃をしているのです。
2賞賛や名誉や成功を激しく求める
低すぎる自己評価に直面するわけにはいきませんので、1度成功すればいいというわけではありません。賞賛され続けることが必要です。
なので賞賛や名誉や成功を求める欲求は、ものすごくものすごく強いです。
3嫉妬が激しく他人を落とす
病的なほど劣等感が強く心が未成長の人が賞賛や名誉や成功を激しく激しく求めるということは、他人の賞賛や名誉や成功に脅威を感じます。
相手に自分の上に立たれることを恐れています。そういう事態は怒りになります。そこで他人を落とそうとします。成功者の足を引っ張る機会を常に狙っています。
こういう人は、なんでもかんでも周りと競おうとし、他人を見下す言動をしたり、他人をひどく批判します。
4傷つきやすく批判されようものなら激怒する
心の底に病的な劣等感を隠し、それを絶対に見ないように一生懸命蓋をしているのだから、その蓋を外そうとする人には激怒します。
つまり、現実を無視して「俺は優れた王様だー」、と自分をすごい人にしているのだから、「あなたは王様ではなくて、みんなと同じですよ」と言われれば、激怒します。
ただ怒るのではなく猛攻撃します。
5自己中心的で共感力がまったくない
このような人にとって他人は1人の感情を持った人間ではなくて、他人は奴隷として利用すべき道具です。
他人の欲求には関心がまったくありません。
さらに、このような人は自分にも周りにも自分をすごい人に見せるために、必死で必死で必死だから、他人の気持ちを考える余裕は1ミリもありません。
こうなると、他人の気持ちはまったくわかりません。共感力は0です。
共感力がないから、自分の言動が相手をどれだけ傷つけ、どれだけ苦しませているかということにも気づきまません。
6誰も信じられない
このような人は、今は周りの人を激しく傷つけていますが、実は小さい時は自分が傷ついています。そこで
周りは優しくない
周りは助けてくれない
周りは愛してくれない
などという思い込みがある人が多いです。
こうなると人を信用しません。このような人は周りを敵視し、その敵に勝つこと、成功すること、上に行くこと、完璧であること、で自分を守ろうとします。
心の触れ合いということとはまったく無縁な人です。
周りは敵と感じていて人は温かい存在ということが理解できないので、自分が危険な目に遭う前に、これまでに述べてきた特徴が出ているのです。
このような人は、とても強そうに振舞っているので強そうに見えます。
でも根底には酷い劣等感や屈辱感が眠っているので傷つきやすいのです。しかも、この心理状態だから、ふつうの人より酷く傷つきます。
そこで、なにかがあると心理的に一気に崩れ落ちることがあります。それを恐れてもいるのです。
つまり、相手を傷つけようとしているのではなく自分を守ろうとしているだけです。
ただ、そのやり方が間違っているということには気づいていないのです。
もっと健全としたやり方で、自分を守れる方法があるということに気づいていないのです。
続きはYouTubeでもっと詳しく話しました。
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最後に
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